
男性ホルモン(テストステロン)量の減少に起因するEDの場合
テストステロン量の減少が原因で起こるEDには、塗り薬が効果的です。テストステロンは、男性的な体つきや性欲の維持に重要な役割を果たします。テストステロン量の減少は性欲減退やEDの原因となり、「勃たない」「勃起が持続しない」といった症状を引き起こします。
テストステロン量の減少の主な原因は加齢です。20〜30歳頃をピークに、年齢とともにテストステロンの分泌量は低下します。肥満やストレスもテストステロン量の低下を招く要因とされています。これらの症状を「男性更年期障害」と呼びます。
テストステロン量の減少が原因で勃起力が低下している場合、テストステロン補充クリームが有効です。以下に主要なクリームを紹介します。
グローミン
グローミンは大東製薬工業から市販されている塗り薬で、男性ホルモン(テストステロン)を皮膚から補充します。病院や医療機関で購入でき、第1類医薬品として薬剤師が常勤している薬局やドラッグストアでも処方箋なしで購入可能です。
ヒト幹細胞上清液エクソソーム配合クリーム「exstem(エクステム)」
EDの根本治療および男性更年期障害の改善には、ヒト幹細胞上清液エクソソーム配合クリーム「exstem(エクステム)」も有効です。このクリームは、幹細胞上清液を使用して開発された初めてのクリーム剤で、エクソソームを含む多くの成分が男性機能の向上をサポートします。
男性ホルモンの減少に伴う症状
テストステロンはごく微量で男性の心身において重要な働きをもつため、これが減少すると様々な症状が現れます。体内のホルモン量の変化のきっかけが閉経という比較的はっきりしたタイミングを持つ女性に比べ、男性の場合は変化が始まる年代や、症状の現れ方に大きな個人差があります。
性行動にまつわる症状
・性欲減退、性的興奮の低下
・勃起不全
・朝勃ちの減少
・頻尿、尿漏れ、残尿感
身体的症状
・筋力の衰え
・腹まわりの脂肪増加
・メタボリックシンドロームの増悪
・骨粗鬆症、骨減少症
身体的症状
・集中力、記憶力、認知機能、やる気の低下
・寝つきの悪さ、不眠
・気分の落込み、不安感
・イライラする、怒りやすくなる
自律神経症状
・耳鳴り、めまい
・多汗、のぼせ、手足末端の冷え
・動悸、息切れがある
・だるい、疲れやすい
EDの改善の一助にも
クリームを一定期間塗布して、使用前よりいわゆる朝勃ちの頻度が高まった、勃起の強さが増したなどの実感を持つことが出来れば、身体機能としての勃起に問題はないことになるので、結果的に勃起不全の改善につながると言えるかもしれません。
ただしEDの原因は単に男性ホルモンの分泌不足だけではなく、高血圧や糖尿病に代表される疾患、肥満や喫煙といった生活習慣、緊張や不安など心理的要素によるもの、使用中の薬剤の副作用など複合的な要因で発症するとされています。これらがEDの原因になっている場合は、バイアグラをはじめとしたED治療薬の服用がすすめられます。
男性ホルモン(テストステロン)の役割
テストステロンとは男性ホルモンの一種で、筋肉やヒゲなどいわゆる「男性らしさ」を形成させる重要な性ホルモンです。思春期に急激に分泌量が増え、心身の発達に大きく影響し、これを「第二次性徴」と呼びます。その分泌量は10代から20代にかけて急激に増え、その後はゆるやかに減少してゆくのが一般的です。
男性ホルモンの3つの働き
・筋肉や骨格の成長
身長が伸びる、声変わりする、ヒゲが濃くなるのは、思春期にテストステロンが大量に分泌されることで起こります。また思春期を過ぎると、男性型脱毛症(AGA)の原因となることがあります。(ジヒドテストステロン)AGA治療薬の処方
・性的衝動と勃起
性的衝動を起こす、骨盤神経に働きかけ勃起を促す、など男性が性行動に必要な一連の流れを生みます。性的に快活である、という実は最も大切なもののうちの一つです。
・意欲、集中力、積極思考、多幸感
テストステロンは、戦闘的でリーダシップと決断力があり、不安をおそれず気力に満ちている状態を作り出すことに関わっています。昔ながらの男らしさとも言えますが、これがなくなると人生そのものが灰色になってしまいます。
男性ホルモンの減少とその原因
テストステロンは大抵の場合20代をピークに緩やかに減少してゆきます。そのためテストステロンの減少による様々な症状はあったとしても緩やかに発現し、人によっては単なる老化による変化として受け止めている方が多いようです。
ただし環境変化や人間関係によるストレスに晒されると、年代を問わずテストステロンの分泌が急激に減少することがあります。人間の身体はストレスを感じると、抗ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。これは長期に渡って続くと、コルチゾールと、テストステロンのもととなるDHEA(俗に言う若返りホルモン)の分泌する副腎皮質が疲弊し、結果どちらもうまく作られなくなってしまいます。つまりテストステロンの減少は加齢と、年代問わず過度なストレスが原因で起こるといえます。

グローミンについて
グローミンは天然型のテストステロンを配合した塗布薬です。加齢などによるテストステロンの減少に伴って生じる、意欲や性欲の減退、勃起不全や射精・排尿の障害など、心身の変調を改善することを目的としています。極々微量で心身に影響を与えるテストステロンが、健常者の持つレベルを超えることのないよう設計されているので安心です。また、初回通過効果(薬物が肝臓で分解・代謝されてしまうこと)を持つ内服薬と異なりグローミンは経皮吸収されるため、低用量でも効率よくホルモン補充できるように作られています。
体内で産生されるものと同じテストステロンを配合
グローミンの有効成分となるのテストステロンは、体内で産生されるテストステロンと同じ化学構造。自然で体にやさしい男性ホルモンの補充が期待できます。
塗り薬だから出来る、自然なホルモン補充
テストステロンを飲み薬にすると、体内を巡る前にテストステロンが肝臓で全て分解されてしまうので、効果が期待できません。本剤は塗り薬なので、皮膚から吸収されたテストステロンが血中に入り、体内を巡ってから最後に肝臓で分解されます。また、本来の分泌リズムに合わせて毎日少しずつ塗ることにより、自然で体にやさしい男性ホルモンの補充が期待できます。
塗心地の良いクリームタイプで無香料
日常の使い心地で、低刺激な基剤を吟味し、香料は無添加。さらに、きめ細かく伸びやかな塗心地をめざして真空乳化装置を用いたクリームです。
エクソソームについて
日本において、エクソソームは治療薬としての認可はありません。そのため、エクソソームにより男性更年期障害・ED等の男性性機能改善治療等のエクソソーム療法を行うことは、「厚生労働省の指導の下で、医師の責任と判断での自由診療」としてのみ可能になります。
したがって、自由診療を行う当院でも、医師の判断の下でエクソソーム療法(クリーム)を行っております。なお、エクソソームが国内未承認のため、副作用を発症した場合の「医薬品副作用被害者救済制度」を受けられない可能性があります。
最後に

当院は、EDにお悩みの患者様に寄り添うことを目指しております。EDでお悩みの場合は、お一人で悩まず、当院の専門医師に、お気軽にご相談ください。
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