マレグラ・ビゴラ

薬名

バイアグラは米国ファイザー社によって開発された世界初のED治療薬です。バイアグラは1998年3月27日にアメリカ食品医薬品局（FDA）に認可され、発売以後ED治療は劇的に変わりました。

今では世界120カ国以上で3500万人の男性が服用し、その有効性、安全性が立証されいるまさにED治療薬の代名詞ともいえるお薬です。日本では1999年に認可販売されており、日本のみならず世界的に有名なED治療薬です。

服用後30分から1時間で効果が現れます。効果は服用してから3から5時間持続します。

バイアグラは勃起に対して抑制的に作用する酵素の働きを阻害することで、勃起力を増し、勃起時間を延長させる効果があります。

副作用には顔や体のほてり、目の充血、頭痛、鼻づまりなどがあります。いずれの症状も軽微で薬の効果が切れるとともに消失します。

バイアグラは食後に服用すると効果が半減します。必ず空腹時に服用してください。やむを得ず食後に服用する場合は、脂っこい食事は避け、食後2時間以上あけてから服用してください。飲酒は構いませんが、大量にアルコールを摂取するとバイアグラの効果が減弱しますので適量にしてください。

マレグラは、インドのサンライズ社が製造・販売するバイアグラのジェネリック医薬品です。バイアグラはED治療薬の中でも誰もが知る高い認知度と人気があります。マレグラはバイアグラと同様にシルデナフィルクエン酸塩が有効成分なので、バイアグラと類似する効果が期待できます。

マレグラはジェネリック医薬品のためバイアグラより安く購入できるという点でメリットがあります。近年、世界だけでなく日本でもバイアグラのジェネリック医薬品の処方はメジャーです。

マレグラの有効成分であるシルデナフィルクエン酸は、ED治療薬の中でも効果発現が早く、服用後30分から1時間程度で効果が現れ、その後3～6時間程度の効果持続時間があります。

マレグラは、頭痛や、潮紅（皮膚が赤らむこと）、ほてりが副作用として報告されています。

塩酸アミオダロン製剤や、狭心症の治療で使用される硝酸剤と慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療に使用されるアデムパス錠は、マレグラと併用することで血圧を急激に下げる可能性があるので服用しないようにしてください。受診の際には、お薬手帳など薬の使用歴がわかるものを必ず持参してください。

ビゴラは有効成分にシルデナフィルを配合したバイアグラジェネリックです。血管を拡張する働きにより、勃起の促進・維持に効果を発揮します。

ビゴラの有効成分はシルデナフィルです。シルデナフィルには、PDE5（ホスホジエステラーゼ5）という酵素を抑え、cGMP（環状グアノシン―リン酸）という物質を増加させる働きがあります。cGMPは、勃起に欠かせない血管拡張物質です。

ビゴラは陰茎の血管拡張をサポートしてEDを改善する薬です。ビゴラの効果は服用してから30分前後で現れはじめます。効き目のピークが訪れるのは服用から約1時間後です。ビゴラの効果の持続時間は服用から5時間程度です。

副作用にはほてり、潮紅（あから顔）、頭痛、口の渇き、鼻づまり、胸焼け、消化不良、下痢、動悸、眠気などがあります。

ビゴレ（ビゴラ）は、空腹時や食前の服用が推奨されています。

シルデナフィルは、空腹時に最も吸収効率が良くなるためです。